自虐ネタで男としての価値を下げない、とっておきの方法

先日、紹介した『「笑わせている」と「笑われている」の違い』の記事で質問がありましたので、紹介します。

 

 

男としての価値が低い場合

:相談者からの質問

「笑われていると思われないためには、

トータルで男としての価値がマイナスにならないことが大事というのはわかりました。

 

ただ、もとから男としての価値が女の子から低いと思われている場合、

いくら自虐ネタの度合いを下げても、トータルでマイナスになるし、

度合いが低すぎると、そもそも自虐ネタとして笑いがおきない気がします…。

 

こういう場合、どうしたらいいんでしょうか?」

 

 

これ、いい質問ですね。

つーか、実は近いうちに紹介しようかなと思っていた内容だったので、タイミングもバッチリでした。

 

 

この場合、自虐ネタを言っても、男としての価値を下げないようにしなければダメですが、今日はその方法についてお伝えします。

 

 

自虐だけでなく、他虐を使う

自虐ネタを言う以上、ある程度、その人の男としての価値は下がります。

自虐なんだから、当たり前ですね。

 

ここで、男としての価値を下げたくないからと言って、自虐が弱すぎると、この相談者が言っているとおり、笑いにも何にもならないので、意味がありません。

 

 

じゃあ、どうするかというと、『他虐』を使います。

 

他虐って何かというと、要するに自虐の逆で、自分ではなく相手を落とすことを指します。

(「他虐」という言葉が実際に存在するか知らないけど、ここでは便宜上使います)

 

 

もっと、わかりやすくいうと、『相手をいじる』っていう感じですね。

ちょっと、からかったり、茶化したりとか。

 

自分も落とすけど、相手も落とす。

これをうまく組み合わせることで、自虐を使っても、男としての価値を下げずに会話することができます。

 

 

しかも、これのいいところは、女の子をある程度いじっても、ムカつかれにくいということです。

 

普通、他人から落とされたり、からかわれたりしたら、その人に対し、カチンとくると思います。

しかし、自虐を使っている分、厭味にならず、女の子も不快に感じにくくなります。

 

美人ほど効果のある他虐

そもそも、他虐を使う男は、周りにいない分、女の子からみても印象的に映ります。

 

特に、プライドの高い女であればあるほど、「気を引かせたい」と躍起になりますから、効果は高くなります。

 

ビジュアルのいい子やかわいい子というのは、普段、男たちからちやほやされていますので、あまりいじられたり、落とされたりした経験がありません。

 

いじられなれていないので、いじりやすいですし、他の男とも差別化が図れる。

これは本当に会話術の中でも、かなり効果が高く、自虐、他虐がうまく使える男はマジでモテます。

 

 

ロンブーの淳なんかは、まさにこの自虐、他虐を使いこなしている人で、あれだけいろんな女性からモテるのもよくわかります。

彼のトーク番組で女性タレントと絡むところを見るだけでも、かなり勉強になるんで、参考にしてみるといいと思いますね。

 

 

モテない男がやる自虐ネタの使い方

自虐ネタは笑いを産む上で、効果的な方法ですが、使い方を誤ると、「男としての価値が下がる」というのは、これまで、何度も言ってきました。

 

その対策として、前回「他虐」を使うことが効果的だと言ったけど、モテない男がよくやりがちな失敗についても、ここでは紹介しておきます。

自分もうっかりやっていないか、これまでのことを見返してみるといいですね。

 

1. 弱い自虐ネタ

まず1つ目は「弱い自虐ネタ」です。

 

前回も言いましたが、男としての価値を下げないように気にし過ぎたり、プライドが高すぎたりして、自虐ネタが弱いとそもそも効果がありません。

 

中途半端なネタは、自虐ネタに限らずウケません。

自虐が強すぎるのもNGですが、弱すぎるのも意味がないので、気をつけてください。

 

2. 自慢をする

続いて、2つ目が「自慢をする」です。

 

一見、「自虐ネタなのに自慢って、どういうこと?」と思うかもしれませんが、意外にこれをやらかしている男は多いです。

 

自虐ネタなのに、さりげなく自分の自慢を入れているパターン。

例をあげてみましょう。

「この前、イタリアに旅行に行ったんだ。

そしたら、あっちって、すっごい景色がよくて、カメラで写真撮りまくろうと思ったんだ。

それで、バックからカメラ取り出して、シャッター押したんだけど、

なぜか全然撮れないの。

 

なんでかな?と思って、よく確認したら、バッテリー入れてなくて、

日本に置いてきちゃってたんだよ。

おかげで全然写真が撮れなくて、せっかくの旅行がもったいなかったよ」

 

 

バッテリーを持っていき忘れたという自虐ネタですが、「イタリアで旅行した」という自慢を入れてしまっています。

 

本人に自慢の気がなかったとしても、女の子は言葉の裏を読みたがるので、「イタリアに行ったっていう自慢がしたいのかな」と考えたりします。

 

 

さらに、このあと、

「仕方ないから、イタリアでわざわざ安物のカメラ買いなおしちゃったんだけど、

やっぱ、全然映りがよくないんだよね。

持ってきたのが、30万したカメラだったから、

ほんとに差が歴然とあってさ。」

なんて、続けていたら、マジで最悪ですね。

 

金持っている自慢に、写真の違いがわかる男自慢。

痛すぎます。

 

 

そもそも自虐が狙いなんだから、自慢になる要素は排除しておくべきです。

ここなら、「甥っ子の運動会に行って、カメラのバッテリー忘れた」とか、脚色しちゃってもいいんですよ。

 

こっちの方が自慢がない分、女の子もスーっと話が頭に入ってきます。

また、「あとで甥っ子に超怒られちゃったよ」など言っとけば、さらに自虐度もアップしますし、かわいらしさもアピールできるんでいいんじゃないかなと思います。

 

 

本当にイタリアに行ったときの失敗でも、わざわざ自慢になる部分は言う必要ないですし、脚色とかしたくないっていうなら、この話自体しないほうがいいです。

 

 

自虐ネタで自慢しないために……

自虐ネタを話すとき、自慢だと思われないためには、下記の違いをハッキリ意識しておくことが大事です。

  • 誰でもその失敗をしようと思えばできる失敗が自虐
  • 失敗しようとしてもできない失敗は、ただの自慢

 

 

甥っ子や親戚などの子のイベントに参加するのは、お金がなくてもOKですし、機会があれば、基本的に誰でもできます。

なので、バッテリーを忘れることもしようと思えば、誰でもできるわけです。

(わざとやる人はいないだろうけど)

 

でも、イタリアに行って、バッテリーを忘れるのは誰でもできるわけじゃー、ない。

お金がある程度ないとダメだし、イタリアなんて行ったことない人の方が、多いでしょう。

 

ですので、誰でもできることなのか、そこら辺を考える癖をつけとくといいです。

 

たとえば、

「俺、方向音痴でさー、東大受験で会場行ったときも、

道迷っちゃって、あやうく遅刻しそうになったよ…」

 

「芸能人の○○と友達なんだけど、わがままなヤツでさー、

俺も何かと苦労してるんだよねー」

なんていうのは、誰にでもできることじゃないので、当然アウトです。

 

 

事実だとしても、自慢と取られ兼ねないので、注意しておきましょう。

 

 

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