1. なぜ異性に恋愛感情を抱くのか?~動物生態学から解明

「女性にもてる方法」を理解するには、なぜ人は異性を好きになるのかなど、恋愛心理の仕組みなどが分かっていないといけません。

「女の子にモテるファッション」だとか、「もてる男のしぐさ」だとか、「女の子を落としやすいデートスポット」とか、そんな表面的なことは大して重要ではありません。

 

それよりも、まずは「男性が女性を、女性が男性を好きになる仕組み」を知ることが大事です。

そのことがわかっていなければ、自分のことを好きにさせることなんてできるわけがありません。

 

 

異性を好きになる習性の種が生き残った     

人間に限りませんが、動物もオス(男性)はメス(女性)を好み、メスはオスを好みます。

なぜ人間も動物も「異性を好む」習性を持つのか、結論から言うと、進化の過程で「異性を好む」習性が残っていったからです。

 

人間を含め多くの哺乳類はオスとメスに分かれていて、自分の子孫を残すためには異性同士(オスとメス)が交尾をして子供を残さなければいけません。

補足
哺乳類では、精子と卵子が受精して新個体(子ども)を作る仕組みが一般的です。
しかし、昆虫や爬虫類、植物などの種は、受精を伴わず卵子から新個体を作る「単為生殖」や分裂、出芽などの「無性生殖」など、オスとメスが出会わなくても、新個体(子ども)を作ることができます。

 

そのため、もし異性ではなく「同性を好む」という習性を持つ種がいたとしても、その種は自分の子孫を残すことができません。

ですので、進化の過程で同性を好む種は、数を増やすことができません。

 

 

一方、「異性を好む」習性を持つ種は、交尾することによってどんどん自分の子孫を増やすことができます。

そのため進化の過程で、異性を好む種が増えていくわけです。

 

結果的に長い進化の過程で、多くのオスはメスを好きになる習性を持つようになりますし、多くのメスはオスを好きになる習性を持つようになったわけです。

 

補足
最近では減りましたが、以前は同性愛は数も少なく珍しく、異常だと考える風潮がありました。

しかし、この説明を聞いて分かる通り、同性同士では子孫を残せないから数が少ないのであって、決して異常なことではありません。

もし私たちの体に同性同士でも子孫を残せる仕組みがあれば、同性愛の人ももっと多くいたでしょうし、異常だと思われることもなかったと思います。

 

「異性を好む」という習性があるから、結果的に子孫が残る

よく「人や動物は自分の子孫を残す」本能があるという話を聞きますが、厳密に言うと「『子孫を残したい』という本能があるのではなく、『異性を好む』という習性がある」というのが正しい説明です。

 

実際、あなたも好きな人ができたとしても、いきなり「その人との子どもが欲しい」とは思いませんよね?

特に若いうちはなおさらです。

 

また、「自分の子孫を残したいから、異性を好む」のであれば、子どもを作る気がない人や、50代、60代など子どもを作るのが難しい方が異性を好んだり、結婚したいと思うはずがありません。

実際、子どもが欲しくなくても、異性と付き合ったり、結婚したりする人は少なくないですよね?

 

 

要するに、「異性を好む習性があるから、結果的に子孫が増えてきた」のです。

異性を好む習性があれば、「自分の子孫を残したい」という本能が特になくても、自然と異性同士のカップルが誕生し、子供ができやすくなります。

その結果、その遺伝子が後世に残っていきますからね。

※もちろん、自分の子孫を残したいという習性も、まったくないわけではありません。 ただ、それよりも異性を好きになる衝動の方が強いということです。

 

 

なお、進化の過程で動物に残ってきた習性は「異性を好む」だけではありません。

自分の子孫を増やすのに役立つ習性は、進化の過程で残り、役立たない習性は消えていきました。

 

わかりやすく言ってしまうと、人間を含めすべての動物は自分の遺伝子が1番後世に残る習性を持っていると考えてください。

「異性を好きになる」という習性もそうですし、「セックスが気持ちいいと感じる」習性も自分の遺伝子を後世に残すのに役立つ習性・特徴です。

※セックスが気持ちいいと感じるから積極的にセックスを行うようになり、結果的に子どもを増えるわけです

 

かつては、自分の遺伝子を後世に残すのに役に立たないものや逆効果なものもあったかもしれません。

しかし、進化の過程でそういった習性を持つ種はどんどん減っていき、自分の遺伝子を残すのに役立つ習性を持つ種だけが生き残っていったのです。

 

男(オス)と女(メス)では状況が異なるから習性も違う

なお、男(オス)と女(メス)も自分の遺伝子を残すのに有利な習性を持っているため、ある程度同じ習性を持っています。

しかし、男(オス)と女(メス)では置かれている立場や状況に違いがありますので、そのぶん習性にも多少の違いがあります。

 

例えば、男性は多くの場合、若くて綺麗な女性を求めますし、女性は多くの場合、お金など資源を持っている男性を好みます。

実態、男性で、女性にお金などの資源を求めたり、女性で男性に若さを求めたりする人は多くないですよね?

 

これは男性と女性がそれぞれ置かれている状況、立場が違うためです。

どちらも男性の立場、女性の立場で自分の遺伝子を残すのに最適な習性であり、今の時代も残っているのです。

 

 

男性(オス)の恋愛心理     

では、次に男性(オス)は自分の遺伝子を多く残すために、進化の過程でどういった習性(恋愛的な戦略)が残ったのか解説していきます。

 

基本的に男性(オス)は恋愛において、以下の二つの習性を持っています。

  • より多くの女性(メス)と性的関係を持ちたい
  • より魅力的な女性(メス)を好む

 

1. より多くの女性(メス)と性的関係を持ちたい

まず、「より多くの女性(メス)と性的関係を持つ」は、わかりやすいですよね?

単純に子供を生んでくれる相手が多いほど、自分の子孫をより多く残せます。

 

もちろん、子どもが生まれたあとは子育てという大きな仕事がありますが、人間を含め、哺乳類の多くはメスがメインで子育てを行います。

そのため、オスは「子どもを多く作りすぎて、子どもを育てられない」という状況になりにくいのです。

 

ですので、道徳的な観点からは別にして、自分の子孫を増やすという点で考えると、できるだけ多くの女性(メス)と性的関係を持つという習性を持ちやすいのです。

 

2. より魅力的な女性(メス)を好む

自分の子供を残すことだけが目的の場合、妊娠可能年齢で健康な女性(メス)であれば、魅力的な女性(メス)でなくても構いませんよね?

極端な話、ブスで性格が悪かろうが、子どもを産んでくれれば誰でも良いわけです。

 

実際、あまり魅力的でない女性(メス)との間に生まれた子供も、とても魅力的な女性(メス)との間に生まれた子供も、自分のDNAを残したという意味では、まったく同じです。

 

ところが、単に「自分の子どもを作る」ではなく、「後世により多く自分の遺伝子を残す」という点で考えると、両者には大きな違いがあります。

 

あまり魅力的でない女性(メス)との間に生まれた子どもは、その女性(メス)の遺伝子を引き継いでいるので、魅力的でない可能性があります。

すると、その子はパートナー選びで大きな苦労します。

 

その結果、あまり魅力的でない女性(メス)との子供だと、最悪配偶者が見つからず、そこで血筋が途絶えることもあります。

 

そのため男性(オス)は、より魅力レベルの高い子を産む可能性のある魅力的な女性(メス)を選ぼうとする習性を持っているのです。

 

 

女性(メス)の恋愛心理     

では次に、女性(メス)は自分の遺伝子を多く残すために、進化の過程でどういった習性(恋愛的な戦略)が残ったのか解説していきます。

 

基本的に女性(メス)は恋愛において、以下の二つの習性を持っています

  • より魅力的な男性(オス)を好む
  • 慎重にパートナーを選ぶ

 

1. より魅力的な男性(オス)を好む

「より魅力的な男性(オス)を狙う」については、男性(オス)の場合の時とまったく同じですね。

 

魅力レベルの高い相手でないと、その相手との間に生まれた子供も魅力レベルが低くなり、恋愛・繁殖市場において、劣勢に立ってしまうからです。

 

すると、なかなか魅力的なパートナーを見つけられず、そこで自分の遺伝子が途絶えてしまいます。

また、仮にパートナーを見つけて孫が生まれたとしても、その孫も魅力レベルは高くないため、またパートナーを見つけられないリスクが高くなります。

 

結局、魅力的でない男性(オス)をパートナーにしてしまうと、コスト(妊娠・子育てにかけた時間や物理的資産)に見合った、リターンが得られないわけです。

 

そのため、女性も男性と同じくできるだけ自分の遺伝子を多く残すため、魅力的なパートナーを求めるのです。

 

2. 慎重にパートナーを選ぶ

「慎重にパートナーを選ぶ」なんて、一見、自分の遺伝子をより多く残すことと、真逆だと感じる人もいると思います。

 

しかし、あなたも今までの恋愛経験から女性が男性に比べて、恋愛で慎重なのは、よく実感していると思います。

 

男性に比べ、女性の方が、圧倒的にガードが固く、一般に好きな相手でも簡単には体を許さない人が多いですよね?

男性のように、できるだけ多くの異性と関係を持とうとする女性は、かなり少数と思われます。

 

もちろん、このことは人間だけでなく、ほとんどの動物で共通しています。

  • なぜ、より多くの異性と関係を持とうとしない(性欲が弱い)のか?
  • なぜ、女性(メス)の相手選びは慎重になるのか?

 

理由は、女性の場合、よく調べず簡単にパートナーを選んでしまった方が、自分の遺伝子を残せないからですが、長くなってしまうので、次回の記事で詳しく解説します。

 

 

状況や立場などよって、習性・戦略は変わる

以上が恋愛における基本的な習性であり、男性・女性の恋愛的な戦略になります。

ただし、われわれは男性、女性という違いだけでなく、個人それぞれ置かれている状況も違います。

そのため、個人ごとに持っている習性、取るべき戦略が微妙に異なっています。

 

 

この記事でも、自分の遺伝子を残すために「魅力的な相手を探す」戦略を取ると言いましたが、中には「カッコよすぎる男性は不安になるから普通の人がいい」という女性もいます。

また、「女性(メス)は慎重にパートナーを選ぶ」と言いましたが、一部にはヤリマンのように積極的に異性と性的関係を結ぶ女性もいます。

 

じつはこういった考えになるのも自分の遺伝子を多く残すためであり、「イケメンがいい」「慎重にパートナーを選びたい」という女性とは状況等が違うから、考え方が異なっているだけなのです。

 

 

このホームページでは、そういった点などについても詳しく解説していきますので、よろしくお願いします。

今回、紹介した内容はあくまで「基本的」な習性、戦略ということで覚えておいてください。

 

 

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