携帯電話がなかった頃の恋愛事情 ~ その2『自宅の電話編』

今日は「携帯電話がなかった頃の恋愛事情」の第2弾『自宅の電話編』です。

 

今回の話も30代以上なら、「あった、あった」と共感されるんじゃないかなと思います。

 

 

女の子の家に電話するとドキドキ

携帯電話がなかったころは、女の子と連絡を取りたいとき、「家の固定電話」を使っていました。

 

なので、まず自分の家族に会話を聞かれたくないので、親がいないときを狙ったり、電話線をひっぱって、自分の部屋に電話機を持ち込んで、電話をかけたりしていました。

(その後、子機の付いたタイプの電話が出たときは、マジで神だと思いましたね)

 

 

しかし、本当に大変なのはここからで、電話は相手の家の電話にかけているので、かならずしも、その女の子が出てくれるとは限らないということです。

 

というか、家の電話なので、結構な確率でお母さんが電話に出たりします。

「○○さんお願いします」といえば、たいてい、そのまま変わってくれますが、なんとなく気まずいんですよね。

 

 

あとは、めったにないけど、一番痛いのが、「父親」が出るパターン。

気まずさ100%です。

 

しかも、「○○さんお願いします」と言っても、「いま、いません」と言う不在の確率が、母親のときと比べて格段にアップするという不思議な現象が起こります。

さらに不思議なのは、後日その子に確認すると、「その時間、家にいたよ」といわれたりします。

 

 

なので、学生同士のカップルの場合、その日に学校で「今日の9時に電話するから」と電話の約束をしたりしていました。

女の子は9時前に電話機の前で、待機し、鳴ったら、すぐに取るわけです。

 

ただ、これも弱点があって、その時間に親が電話を使っていたりするんですよね。

当然、男が電話をかけても「プー、プー」と電話中でつながらない。

 

 

ナンパで出会った女性はさらに大変

カップルの場合でも、こうなので、合コンとか、ナンパで連絡先を交換しただけの場合、電話をかける時間の約束もできないし、相手の子の都合のいい時間をハッキリ把握できていないので、かなり大変でした。

 

 

特に痛いのが、「美容師さん」。

美容院って、夜の9時くらいまで営業していますから、店終わって、女の子が家に帰るのが、めちゃめちゃ遅いんですよ。

 

夜の11時過ぎとかに、家の電話にかけるのも辛いし、かけても、親が出てしまうと、気まずい…。

しかも、夜遅いと、それこそ父親が出る確率も高いので、本当にプレッシャーだったなー。

 

他にもデパート勤務など接客業系の子の本当に大変で、連絡先を交換したものの、結局本人と連絡が取れず、終わったパターンも何度かありましたね。

 

 

今の子たちが、「合コン、ナンパとかで連絡先聞くのが大変だー」なんて言っていますが、むかしは連絡先を交換したあともマジで大変でした。

 

 

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