携帯電話がなかった頃の恋愛事情 ~ その1『待ち合わせ編』

今日はコラムというか、少し趣向を変えて、軽く読める「恋愛あるある話」を書いていきたいと思います。

 

 何の「あるある」かと言うと、20年前とか、まだ携帯電話が一般的に普及していなかったころの恋愛あるある話。

 

 

昔の話なんで、「あるある」じゃなくて、「あったあった」じゃねーかという冷静なツッコミは無視して、早速いきたいと思う。

待ち合わせで会えない

いまの20代、10代の子にはイメージわからないと思うけど、当時は家の電話で約束をして、待ち合わせ場所に行くという感じだったので、待ち合わせ時間の直前になって、何かあると、時間に間に合わず、会えないということが、たまにありました。

 

たとえば、

  • 急に体調が悪くなった
  • 急に残業が入った
  • 電車が事故で止まった

など、しょっちゅうはないけど、たまにあるので、これで会えないなんてことが普通にありました。

 

 

しかも、待たされる方は、遅刻なのか、来れないのかわからないし、待ち合わせ場所を変えるわけにはいかないので、ずっとそこで待ってなきゃいけない。

これが、結構ツライ……。

 

 

三上もかつては横浜駅で、何時間も女の子を待ち続けたというほろ苦い思い出があります(汗)

 

結局、相手の子は来ず、次の日連絡すると、「日中、仕事をしているときに体調を崩して早退し、そのまま実家に戻って、連絡もできなかった」とのこと。

 

今の時代なら、携帯があるから、簡単に連絡できるけど、当時は本当にこんなことがありました。

 

 

 ちなみに友達のY君は、渋谷駅で5時間待ちぼうけをくらい、後日連絡すると、「大学の友達と遊ぶ約束していて忘れていたの、ごめん」というダブルブッキングを理由にすっぽかしを喰らったことがあります。

 

 

恋愛ドラマによくあったシーン

当時の恋愛ドラマでもホントによくあった演出で、「うまくいきそうなカップルなのに、待ち合わせで会えなくて、2人の距離が離れる」みたいな状況を表現していました。

 

付き合ってはないけど、好き同士の2人。

 

女の子の誕生日にデートの約束をするが、

男に急な仕事が入り、待ち合わせ時間にいけない。

(もちろん携帯がないので、女の子に連絡はできない)

 

早く待ち合わせに行こうと、仕事をがんばる男、

来ない理由もわからず、女の子もけなげに何時間も待つ。

 

しかし、なかなか仕事が終わらず、

なぜか、待ち合わせ場所には雨が降る。

 

 

そんな中、ようやく仕事が終わり、

雨の中、大急ぎで待ち合わせ場所に向かう男。

 

ずぶ濡れの中、待ち続ける女の子、

もう少しで2人は会えると視聴者が思う中、

なぜか、待ち合わせ場所に偶然恋敵の男が通り掛かる。

 

「どうしたんだ」と女の子に声をかけ、事情を聞く恋敵の男。

その子を好きな男は「俺なら、お前にこんな思いをさせない」と言って抱きしめる。

 

待ちぼうけで落ち込んでいる状態だったので、

女の子も抱きしめられたまま抵抗をしない。

 

 

そして、このタイミングで遅れていた男が待ち合わせ場所に着く。

抱きしめられたままの状態で男と目が合う女の子。

 

降りしきる雨。

そのままエンディングテーマが流れ、次回へ続く。

 

 

なんていうシーンが、本当によくありました。

ここまで読んで、「あったあった!」と思っている30代以上の方、かなりいるはずです。

 

さすがにこれは、ドラマのご都合主義的な演出で、ここまでドラマチックなことは、現実にそうそうありませんが、待ちぼうけ、すっぽかし系はめずらしくなかった時代ですね。

 

 

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